谷風の情け相撲

大横綱谷風が、親孝行で貧乏の弱小力士に情けをかけて、負けてやり、大金を稼がせてやるという話。今ならあり得ない八百長ストーリーという事ですが、そこは講談、谷風の人情厚い大横綱ぶり、美談として描いています。

松之丞がよく演ります。迫力あるし、面白いし、十八番と言っていいかもしれません。

しかし、得意すぎるというか自分の物にしてしまった感が強く、楽に勤めたい出番でよくかける、という印象です。ネタ下ろしや連続読み、独演会のはざまに挟まった協会の定席や、ネタ選びに困った時とか。

でも、だからといって噺そのものを手抜きするのではないので、やっぱり面白い。なんか松之丞にうまくやられているようで、ちょっと悔しい。

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